ラジオ波ってなに?深部加温できる理由とエステ痩身で選ばれる効果を解説

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ラジオ波ってなに?深部加温できる理由とエステ痩身で選ばれる効果を解説

ラジオ波ってなに?深部加温できる理由とエステ痩身で選ばれる効果を解説

サイズダウンやむくみとりとしてエステで人気のメニュー、ラジオ波(RF=Radio Frequency)。ラジオ波は本当に脂肪にアプローチできるのでしょうか。多くの痩身サロンや美容クリニックが採用するラジオ波ですが、なぜ身体が温まり、引き締め効果が得られるのか、そのメカニズムは意外と知られていません。

本コラムでは、エステ機器メーカーであるモイセが“開発側の視点”でラジオ波の仕組みと効果をわかりやすく解説します。お客様へのカウンセリングや、ラジオ波マシン選びの参考にしていただければ幸いです。

ラジオ波とは?仕組みと原理をわかりやすく解説

エステサロンや医療美容などで使われるラジオ波とは、体内を温める機械のことをいいます。工業でも物質を溶かすのに使用するラジオ波がありますが、仕組みは同じです。異なるものでは、同じ名称のラジオ波でも空間に飛ばす高周波もラジオ波と呼ばれるため、ラジオや無線機器でも同じ名称が使われています。本来ラジオ波とは高周波帯(30kHz〜300MHz)の総称であるため、まったく違うものが同じ名称で呼ばれることとなっています。

ラジオ波はすべて交流電流が使われています。ラジオ波は体内を温める機械ですが、電場の向きが変わることで熱を生み出しています。1MHzのラジオ波であれば、プラス極からマイナス極へ電場が向くときと、マイナス極からプラス極へ電場が向くとき時が毎秒100万回入れ替わるのです。その電場が入れ替わる時に、対象の分子が振動することで物質が温まります。この仕組みは「誘電加熱」と呼ばれ、電子レンジではマイクロ波を使用し似たような原理が使われています。

ラジオ波温熱の仕組みは?

ラジオ波で体を温めることのメリットは、体内で熱を発生させることができる点です。エアコンやホットカーペット、サウナなどは体の外から熱を送り込む仕組みです。そのため、どうしても皮膚表面が先に熱くなり、深部まで十分に温めることは難しくなります。一方、ラジオ波は高周波の交流電流によって体内に電場を作り出します。体内の分子が動く際のエネルギーが熱になることで、内部の組織が直接温まることが可能です。そのため、ラジオ波の機器自体は基本的に温かくなりません。周波数やプローブの形状など複雑な要因によって、体内のどの深さが温まる仕組みなのかが決まります。

ラジオ波と似ていて異なるものが、電子レンジや遠赤外線です。電子レンジはラジオ波と異なり、非接触型の誘電加熱です。電子レンジ庫内にマイクロ波を放出し、物質にぶつかるとラジオ波同様に分子が振動し温まります。この方式はマイクロ波が人体に悪影響があるためエステ機器には採用されません。一方、遠赤外線は電磁波を皮膚に吸収させることで分子を振動させ温めています。ラジオ波に比べて温熱部位が浅いため、フェイシャルリフトアップや筋膜リリースなどを主目的とする作用ではありません。ラジオ波は、狙った深さの組織を安全に温めることができる点で優秀なのです。

ラジオ波の周波数や出力方法は何が違う?

エステや美容医療で使われるラジオ波は、体の内部に熱を発生させる装置です。美容や健康を目的としてラジオ波を使う場合、どの部位にどのくらいの熱を与えるかが鍵となってきます。出力方式や周波数、プローブの構造などにより加温部位が決定。こちらでは詳しく解説していきます。

【出力方式について】

ラジオ波の出力方法は何が違う?

ラジオ波の出力方法(電極配置)は「バイポーラ式」、「モノポーラ式」があります。バイポーラ式のほかに「トライポーラ式」や「マルチポーラ式」と呼ばれるものがありますが、これらは電極の数が異なるだけで、原理的にはすべてバイポーラ式に分類されます。

バイポーラ式ラジオ波とは、近くに並んだ電極間を体を通して電気を流すことで熱を発生させる方式です。トライポーラ式は電極が3つ、マルチポーラ式は電極が4つ以上あるものを指します。電極はそれぞれ+極と-極が入れ替わり、電極の距離によって体内のどの深さを電気が流れていくかが決まります。そのため、電極の距離が近い小さいプローブは熱は浅い部位で発生し、電極の距離が遠い大きいプローブは深い部位で熱が発生します。体の比較的浅い部位を通り、人体へのリスクが少ない方式です。フェイシャルトリートメントや血流改善、痩身用途で使われるものが多くあります。真皮層にアプローチするマシンが多い為、妊娠線や肉割れ線の改善としても人気です。見分け方としては、お客様のお腹の下に敷いたり、シールで貼り付ける対極板がないものはほとんどがバイポーラ式ラジオ波となります。

モノポーラ式ラジオ波とは、プローブから体を通って対極板まで電気を流すことで熱を発生させる方式です。対極板は体の同一個体内であれば付着位置による影響は少なく、主にプローブ側で電流密度が高くなるよう設計されているため、加温はプローブ周辺を中心に起こります。モノポーラ式ラジオ波はバイポーラ式ラジオ波と比べ、マシンのリスク管理に高い技術を求められるため、ラジオ波機器も高額になりやすいのが特徴の1つです。バイポーラ式ラジオ波に比べて、モノポーラ式ラジオ波はより深部を加温することができるため、基礎代謝の向上や疲労回復、筋膜リリース等に向いています。逆に、肉割れ線の改善や毛穴改善への効果はバイポーラ式ラジオ波の方が優秀なので、同じラジオ波でも目的によって選ぶことが望ましいとされています。

【周波数について】

ラジオ波の周波数の違いは?

ラジオ波の周波数は、ラジオ波機器を選ぶ上で注目される仕様です。1MHzや3MHz、0.448Mhzといった周波数は見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。先ほど説明したモノポーラ式ラジオ波では400~800kHz、バイポーラ式ラジオ波では0.8~3MHzのラジオ波が一般的です。周波数の違いは、加温する深さや温まりやすさに関係してきます。その他の条件がまったく同じであれば、周波数の数字が低いものはより深くを温め、数字が高いものは浅い部位を温めます。美顔器についているラジオ波で3MHzと表示されたものを多く見る機会もあるでしょう。また、周波数は電場の向きの入れ替わりの早さであるため、温まりのスピードにも影響してきます。1MHzは毎秒100万回電場が入れ替わりますが、3MHzの場合は毎秒300万回です。

ただし周波数のみで判断するのは間違いでしょう。ラジオ波の加温する深さや温まるスピードは、周波数だけでは決まりません。モノポーラ式ラジオ波であれば、電極の形状や出力制御(連続的に電気を流すか、断続的に電気を流すか)によってもアプローチする深さや温まり方が変わります。バイポーラ式ラジオ波であれば電極の位置関係が非常に大きなポイントになってきます。通常、1MHzよりも3MHzの方が浅い部位にアプローチしますが、その他の設計をアレンジすればまったく同じ部位にアプローチするラジオ波を作ることが可能です。まったく同じ部位にアプローチする1MHzと3MHzのラジオ波があった場合、3MHzの方が温まりをより早く感じやすい設計になります。

ラジオ波は「狙った部位」に、「狙った温度」を与えることで効果をもたらすトリートメントです。周波数だけでも良し悪しは判断できませんし、電力(W数)が高いからといって効果があるとも限りません。深部加温のラジオ波マシンは高級ですが、だからといってすべての悩みに効くということもありません。ラジオ波は設計者の緻密な戦略によってマシンの良し悪しが左右されやすいので、できるだけ信頼出来るメーカーに話を聞いてみることをおすすめします。

ラジオ波で本当に痩せる?効果と持続性

エステサロンでラジオ波を受けてみたい。でも気になるのは「本当に効果があるのか」「1回では効果は出ないのではないか」という不安ではないでしょうか。断言できますが、ラジオ波は嬉しい効果を必ずもたらしてくれます。ただし求める効果が1回では改善できないケースや、そもそもトリートメント方法が間違っていて効果がないという可能性もあるのです。この章ではしっかり納得してラジオ波トリートメントが受けられるように解説していきます。

【ラジオ波で「すぐ」効果が出やすいランキング】

ラジオ波トリートメントで受けられる効果は非常に幅が広く、それだけ体を温めるという行為が、簡単なようで人間にとって非常に大きな存在であることが分かるかと思います。いろいろな効果がある中で、「改善できるが、回数が必ず必要なもの」が存在します。なので1回でも効果を感じ満足しやすいものから、じっくりと回数を重ねて悩みが解決するものまでランキング化してみました。このランキングは体内に変化が起きる順ではなく、実感が得られる順番になっています。

ラジオ波で「すぐ」効果が出やすいランキング

①むくみの改善
②疲労回復
③筋膜リリース
④毛穴など肌の質感改善
⑤冷え性やホルモンバランスの改善
⑥たるみの改善
⑦基礎代謝アップ
⑧脂肪減少
⑨妊娠線や肉割れ線の改善

一般的には上記の順に実感しやすいでしょう。

【ラジオ波の効果と持続性】

まずむくみの改善や疲労回復、筋膜リリースは1回でも効果を実感できます。痩身サロンの多くでは施術前と施術後にサイズ計測があります。この時にトリートメントでサイズを細くするにはむくみをとることが重要になりますが、血流やリンパ液が動きやすくなるため余計な水分が流れやすいのです。ボディビルやフィジークの大会前に行われる「カット出し」はこの効果を期待して行われます。ただし、むくみにくい体質に改善するには定期的に5~10回ほど施術を受ける必要があります。すべてにおいて言えることですが、再発しにくい状態にするには時間がかかるのです。

疲労回復も施術後早めに実感しやすいでしょう。運動することで乳酸がたまるとよく言われますが、筋肉疲労を起こす原因は乳酸を作る際に発生する水素イオンであると分かっています。水素イオンは時間が経てば肺や他の臓器に運ばれていくものですが、ラジオ波で血流を上げることで迅速に流してくれます。また、血流がよくなることで酸素を運ぶ量がふえ、疲労のだるさがスッキリします。

筋膜リリースも比較的早く効果を実感できます。硬くなってしまった筋肉の周りにあるコラーゲン線維をほぐすことを指します。筋肉やまわりの繊維が硬直しているときは、筋肉が保持している水分量が減少しています。ラジオ波を使って温めることで筋肉や付随するコラーゲンをゆるませ、筋肉に水分が流れやすくなります。そうすると筋肉同士が独立して動きやすくなるため体の可動域が広がったり、こって盛り上がってしまった部分が綺麗なラインに戻ります。ラジオ波による筋膜リリースは1回でも見た目や体の動きに変化が感じやすい施術です。筋膜の硬直は蓄積するものなので、少しでも解消しておくとある程度の持続性があります。血流や姿勢など様々な要因によって筋膜の硬直しやすさが変わりますが、ラジオ波トリートメントを続けることでかたまりにくい体になっていきます。フェイシャルラジオ波1回で顔が小さく感じるのは筋膜リリースの効果が大きいでしょう。

毛穴など肌質改善くらいから、その場で実感が出にくい効果です。ラジオ波をかけることで、真皮層に熱がくわわり、コラーゲンやエラスチンを生成します。新陳代謝のサポートもしてくれるので、たるみ毛穴が小さくなり、肌質がすべすべになります。ただし施術効果があらわれるのは最短でも1週間ほどかかり、1度で得られる効果も限りがあります。1回でも効果は得られますが、回数を重ねることでより目に見える効果を感じることができます。

冷え性やホルモンバランスを整えるのは、施術を受けたその日でも即時の効果を感じることは可能ですが、根本的な改善には定期的に8回以上うける必要があるでしょう。冷え性や睡眠の質、ホルモンバランスはすべて自律神経と紐づいていますが、ラジオ波を受けると自律神経が整います。その、整う状態を継続して作っていくことで悩みが改善していきます。

年齢を重ねて気になるのがたるみです。顔のたるみや、お腹周りのたるみなど場所は様々。たるみもラジオ波で改善することができます。たるみの原因は、皮膚のハリ低下や支える筋肉のゆるみ、伸びてしまった皮膚があります。顔のたるみであれば、ラジオ波がもたらす熱によって皮下が収縮して多少のたるみは即時で改善します。支えている筋肉も数回程度のトリートメントで改善していくでしょう。一番回数がかかり難しいのが伸びてしまった皮膚をもとに戻すことです。これには後述する妊娠線や肉割れ線の改善と同じく、皮膚の再構築が必要です。これには長期的かつ多数回におよぶトリートメントが必要になります。根気強く続けていきましょう。

痩身目的の方には嬉しいのが、ラジオ波で基礎代謝の向上ができることです。これは1回でも効果があるのですが、そもそも基礎代謝が上がった場合でも、見た目に反映されるまでに数か月はかかります。1回のトリートメントだけで基礎代謝が恒久的に上がることはありません。これは冷えにくい体にするのと同じく、体温をあげて筋肉や内臓の動きを活発にする等して毎日の消費カロリーが改善していきます。

誤った認識をされやすいのが脂肪を燃焼させる作用です。ラジオ波で体脂肪を温めることはできますが、それで燃焼することも溶けることもありません。ラジオ波で脂肪燃焼ができるのは、酵素リパーゼの活動を活発にし、血流が増えることで運ばれる酸素が増え、脂肪燃焼を司るミトコンドリアがいつもより多めに脂肪を燃焼しやすくなるためです。ラジオ波で体脂肪を温めたからといって溶けることもありませんし、それで直接燃焼もしてくれません。1回で施術した部位の脂肪がなくなるといったことはありませんので、回数を重ねて理想のボディラインを目指す施術です。なお、脂肪細胞は45度以上30分熱されると死亡するというデータがありますが、通常のトリートメントでこれを実践することは難しいでしょう。

妊娠線や肉割れ線の改善もラジオ波で可能です。ストレッチマークは、妊娠や肥満等が原因で広がっていく皮膚に、真皮のコラーゲンやエラスチンの生成が間に合わず断裂してしまった状態です。一度損傷し断裂した真皮は、生命の危険がない限りは割れた状態のまま修復し、定着するため自然には戻りません。ラジオ波で温熱を加えることで真皮層の再構築がすすみ、妊娠線や肉割れ線を目立ちにくくしてくれます。月1~2回の施術が理想的で、効果が現れてくるのは半年後でしょう。真皮層の再構築は時間がかかるので、あらゆるお悩みに比べて1番根気が必要な施術です。

効果を得るのに時間がかかるものは、定着しやすいものでもあります。特に妊娠線や肉割れ線は、1度治ってしまえばまた壊すのには時間がかかり簡単ではありません。ラジオ波は月1回でも定期的にトリートメントをすることで、健康的な美しさを目指すことができる施術だと考えています。

ぜひこの目安をもとに、エステサロン選びやダイエット計画、お客様へのカウンセリングの材料にしてくださいね。

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